7つの方法 - 睡眠
さて、最後の7つ目の方法ですが、睡眠です。
これを最後に持ってきましたが、非常に重要なことを書きますので、よく読んで下さい。
重症のアトピーで、リンパ液が体中から出るレベルの人は、ほぼうつ状態になっています。
うつ病というのは診断としては曖昧なので、単純に憂うつな気分=うつ状態と解釈して下さい。
そして、うつ状態を引き起こす原因の多くは、睡眠不足です。
仕事で残業が月に200時間とかとんでもない労働をしてうつ病になり自殺する人がいます。
新聞やニュースなどを見ていると、この類のケースが多くて問題視されていますよね。
痒くて眠れない→睡眠不足→アトピー悪化→痒くて眠れない
痒くて眠れない→睡眠不足→うつ状態悪化→運動意欲低下→体力筋力低下→アトピー悪化→痒くて眠れない
これらの悪循環に陥っている人が非常に多いんです。
ではどうするかというと、睡眠を軸にして逆に回転させることです。
睡眠確保→アトピー改善→抑うつ気分減→運動意欲上昇→運動する
体力筋力上昇→肉体的疲労→睡眠確保
私が歯車が噛み合ってきたと感じたのは、このサイクルが出来上がってきたときです。
おかげさまで、今ではすっかりマラソンが趣味になってしまいました。
マラソンをして、長時間走ると、脳内麻薬エンドルフィンが分泌されて
なんとも言えない高揚感に包まれて、とてもいい気分になります。
うつ病にも運動が非常に効果的だと言われているのは、この効果が影響しています。
抗うつ剤より運動の方がうつ病には効果が高いという研究結果も多く出ています。
この人は整体をやっている人のようですが、かなり核心を突いているので見て下さい。
私が実行してきた方法を全て代弁してくれているようで、大変参考になります。
私は、良くなってきた頃にこの動画を見て、まさにこれだ!と軽い衝撃を受けました。
痒くて眠れない状態では無意識にあちこち掻いてしまって質の高い深い睡眠が取れていません。
その状態を脱する意味でも、限界を感じるほどに運動をして肉体的疲労で眠りの質を高めます。
睡眠は最も基本的な要素ですがとても重要で、眠れない状態が続くと回復は見込めません。
眠るというのは、長時間眠るというのでは無く、質の高い熟睡をするということです。
改めて言うまでもないのですが、慢性的な睡眠不足はアトピーをどんどん悪化させます。
そして、実際に重度のアトピーの人は、ほぼ全ての人が慢性的な睡眠障害に陥っています。
その為に、病院で睡眠薬を処方してもらって下さい。ひとまず眠りにつくことができます。
それでも痒くてあちこち掻きますので、熟睡が出来ず寝ていても疲れが取れないんです。
ですので、強い負荷をかけた運動をすることによって、深い睡眠を得られるようにするんです。
運動が重要なのは、重症アトピーの人の特徴である、疲れやすいという状態を改善して
体力筋力を付けることでアトピーの症状を改善して、睡眠の質も高める効果があるからです。
この好循環を作り出したら、あとは回復のスピードが一気に上がって、日々良くなっていく
実感が得られるようになってきて、さらに意欲が沸いてきて、ぐんぐん良くなっていきます。
そして、ご家族の協力が得られるのであれば、掃除に関してはご家族にお願いして下さい。
その分、運動に全力を注いで、体力筋力を付けて、限界まで実行して下さい。
私は1人で孤独にやっていましたが、何度心が折れそうになったか分かりません。
協力して支えてくれるご家族がいれば、精神的にも心強いはずです。